〈智也:なーなーみ!〉

〈七海:ん?〉

〈智也:なんでもない~〉

---その時!!!
甘い香りがした。
あれ……?
このにおい、
…苺パイじゃん!
おしいそ~。お母さん
焼いてくれたんだぁ!!!


〈七海:智也~〉

〈智也:何?〉

〈七海:お母さんが苺パイやいてくれたの!!〉




……けれどこの返事は、何分たっても

かえってこなかった。




…なぜだろう?