「そんなことないよ、汰一くんいつも瑠衣のこと思ってくれてるじゃん。いいなぁ…私もそういう弟が欲しい。」
一人っ子の私は、お兄ちゃんとかお姉ちゃんとか、兄弟が欲しかった。
私の家は共働きで昔から私一人、だれか遊んでくれる人いないかなって思っても誰もいなくて。
すごく寂しい想いをしたのを覚えている。
「……き、瑞稀!」
いきなり肩をグッと掴んだかと思ったら、私の体を反転させる。
私の肩を掴んだ主は、智希で「図書委員はいいのか」と聞いてきた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…