「そんなことないよ、汰一くんいつも瑠衣のこと思ってくれてるじゃん。いいなぁ…私もそういう弟が欲しい。」 一人っ子の私は、お兄ちゃんとかお姉ちゃんとか、兄弟が欲しかった。 私の家は共働きで昔から私一人、だれか遊んでくれる人いないかなって思っても誰もいなくて。 すごく寂しい想いをしたのを覚えている。 「……き、瑞稀!」 いきなり肩をグッと掴んだかと思ったら、私の体を反転させる。 私の肩を掴んだ主は、智希で「図書委員はいいのか」と聞いてきた。