あーちゃんとさっちゃんが必死になって私に詰め寄ってくる。私はうーん、と考えた。
「だって西原くんのこと見てるだけで幸せだもん。」
「それを好きっていうんじゃないの?」
「本当にそれだけなの。あと1年、西原くんのこと見て受験勉強頑張ろーって思えたらそれでいいって。」
「・・・。」
私の言葉に二人は黙り込んだ。
「愛理はそれで本当に後悔しない?」
「・・・。」
あーちゃんの問いかけに「うん。」と答えようとしたのに、なかなか返事ができなかった。うん、と答えるのが嫌だった。そんな自分に、違うと何度も否定する。
「だって・・・これから受験でしょ?恋愛したら私、集中できなくなっちゃうよ。」
何故「うん。」と答えることが出来ないのか分かりたくなかった。だから、やっと出た答えが言い訳だなんて。かっこ悪いな、と言った後から公開する。
そんな私にさっちゃんが
「そうかな?」
とはっきりと答えた。
「だって西原くんのこと見てるだけで幸せだもん。」
「それを好きっていうんじゃないの?」
「本当にそれだけなの。あと1年、西原くんのこと見て受験勉強頑張ろーって思えたらそれでいいって。」
「・・・。」
私の言葉に二人は黙り込んだ。
「愛理はそれで本当に後悔しない?」
「・・・。」
あーちゃんの問いかけに「うん。」と答えようとしたのに、なかなか返事ができなかった。うん、と答えるのが嫌だった。そんな自分に、違うと何度も否定する。
「だって・・・これから受験でしょ?恋愛したら私、集中できなくなっちゃうよ。」
何故「うん。」と答えることが出来ないのか分かりたくなかった。だから、やっと出た答えが言い訳だなんて。かっこ悪いな、と言った後から公開する。
そんな私にさっちゃんが
「そうかな?」
とはっきりと答えた。
