CHANGE

チリリリリン。チリリリリン。

ん〜。よく寝た。。。

中学三年生の春、受験生として大変な日々を毎日送っている。

さぁて今日も勉強しなきゃあ。


っっっって！！！ぇぇぇぇええええ！！！


部活の服がかけられている壁。

黒や青を基調としたベッドや机。

そして、、、わたしはなぜか見知らぬ男になっている。

「なによこれぇ。」

ほっぺを引っ張ってみる。

.......痛いっ。めっちゃ痛い。

これは現実.......？

急いで洗面所を探し鏡を見る。

な、っ。。


わたしはイケメン男子になっていた。


「大起〜？起きたの〜？」

台所の方からこの人の母親らしき人の声が聞こえてくる。

急いで走って声の方へ行くと、優しそうな見た目の女性が立っていた。

しかし、顔がなぜか曇った。

ん？ん？ん？

「早く学校行きなさァァァい！」

いきなりの大声に肩が震えた。

なにも分からないが、制服らしきものを着て床に落ちている教科書を鞄に詰めて家をでた。

ドアを開けて見えた世界はとても、キラキラしていた。