蓮とのことが噂になり、クラスでは居心地が悪すぎる。


ベタな嫌がらせも増えた。


あの日から蓮には会っていないし、姫とかほざいてたけど気まぐれってやつかな。



学校は終わり今から桜華の倉庫に向かう。



割とできた倉庫で、私の部屋には風呂もベットもあるし、客室と言われる部屋は 台所完備。


2回構造で私の部屋と客間それと、幹部室は上で。


下に降りると、下っ端達が遊んでいる。


私は桜華のくうかんが好きだ。



ガチャっと鍵を回してはいる。



私はいつも１番乗り。


まぁ、私が勉学はちゃんとして、部活もして、キチント学生してからここに来なさいって言っちゃってるからなんだけどね、


ここに来たらまずは掃除。


下はほうきで掃いて、2階は棚とかも水拭き。


冷蔵庫の中を確認して、賞味期限と消費期限を確認して近いものを付箋に書いて貼っておく。

一通り終わったら、自分のバイクのメンテナンス。


それが済んだ頃


ガチャ


｢総長ー！｣


元気のいいやつらが来る。


私の組は上も下も関係ない。総長だから頭下げろとかそんなものは無い。


ただ、敬語は使わせてくださいって言われちゃったので私にはみんな敬語なのが少し寂しかったりする。



｢今日も早いですね！総長！｣


元気のいいこいつは 成瀬 志麻ｰナルセ シマｰ


私と同い年なのに若く見えちゃうようなお茶目で天真爛漫な男の子。
一応幹部で私の一個したの偉いところにいるんだよね


志麻を戦闘に続々と倉庫に人が集まる。


私は2階に上がり幹部を集めた。


｢どうしたんですか？｣


志麻は不思議そうに問う。


私は自分が黄桜の姫にされたことを話した。



｢それ！大丈夫なんですか？｣


大丈夫かどうか言われたら、バレたらそりゃ危ないけど


｢バレないよう努力する｣

みんなの目を見て言った。


幹部は私の言葉に深く頷いた。





桜華は 夜の10時には家に帰るのが決まり。


夜の10時 10分前には片付けを始める。


10時になればみんな帰り、最後私が鍵を閉めて倉庫をあとにする。




バイクには乗らず暗い道をただ歩いていく。



私の家は 一人暮らし用の ボロアパート。


家賃だけで選んだから仕方ないけど。



制服をハンガーにかけて、部屋着に着替えてベットにダイブ。



｢はぁ、疲れた｣


学校では気を張りっぱなしだし、道中も気は抜けない。



倉庫に居る時がいちばん気が楽だ。






そんなことを考えていると眠気に負けて、どんどん落ちていった。