長く短いまつり

「あの子もっテる」

そう言って夏実くんが指さしたのは浴衣を着て私と同じうさぎの仮面を被った女の子。

「話しかける…の?」

「ウん」

怖い、、な。
ちょっとだけ。

「大丈夫。僕ガいるカら」

なんでだろう。夏実くんのこの言葉ひとつでなんだかなんでも出来そう。そんな気持ちになれる。




「ねぇ。仮面の欠片…持ってる?」



「仮面の欠片??こレのこト?」

そう言って女の子が差し出してきたのは目の部分と思われる仮面の欠片だった。

「それ!」

「ダめだよ。ただでハあげられナい」

え?
タダでは挙げられないって、、、
もしかして……

「命だけはっっっっっっっっ!」


「ぶっつつっっっ」

…え?

「命だけはってなんだヨ。」

見ると夏実くんがお腹を抱えて笑っていた。
え??
あれ??
ん???
急に恥ずかしさがかえってきた。

「忘れて!忘れて!」

「あははははハ」

かぁぁあぁぁぁ///
私の早とちりっ

「私は花火ガしタい」

花火?
確かあっちに売ってたような、、、

「買いにいコう!」

夏実くん!

「うん!」