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夕方まで凛ちゃんと宿題をやった私が家に帰ってきたのは、18時過ぎ。


玄関に家族以外のよく知る男物の靴を見つけて、心臓がどきりとした。



……なんてタイムリーな。




おそるおそるリビングに行くと、案の定そこには飛鳥くんの姿が。



「な、なんでいるの……？」

「帰ってきた第一声がそれか」



「ただいま」より先に出た言葉に飛鳥くんは呆れ顔だけれど、私はそれどころじゃないんだから仕方ない。



「あら花帆。おかえりなさい」

「ただいま……って、お母さん！なんで飛鳥くんがいるの？」

「なんでって失礼ねぇ。さっき買い物中偶然会ってね。せっかくだし一緒に晩ご飯どうかな〜って誘ったのよ」



ニコニコ顔のお母さんは、飛鳥くんがいるからと明らかに張り切っているのが見え見え。


どうやらあとから亜子さんも来るらしく、みんなでご飯にしようという話になったそうだ。