そこまで考えて、いままでの飛鳥くんへの想いが溢れてきた。



生まれてからずっと一緒に過ごしてきた飛鳥くん。


私は、大切で大好きな幼なじみと思い込んできた。飛鳥くんだって、きっとそう。




……好き、だなんて。


こんな幼なじみ以上の気持ち、飛鳥くんにとってはきっと迷惑なものにしかならない。




絶対に、飛鳥くんにバレちゃダメだ。



言ったらきっと、幼なじみですらいられなくなってしまうかもしれない。


……一華ちゃんだって、飛鳥くんが好きなんだから。




─────……だけど。



「あ、飛鳥くん……!」