-翌日。

「俺、1週間後に帰ろうと思うんだ」

七宝の部屋で、冬羽は七宝に言った。

「そっか…もう帰っちゃうんだね」

「七宝はどうする?」

「…まだ歌えないからなぁ…。
行っても迷惑なだけさぁ」

七宝は項垂れる。
冬羽は、そんな七宝を抱きしめる。

「たかちゃん、エッチしよう?」

七宝の言葉に、冬羽は慌てる。

「ちょっと待って。
家族、いるんじゃないの?」

「皆、仕事でいない。
さぁ、やろうか」

七宝は服を脱ぎ出した。

「ちょっ、待て待て待て。
あんたにはムードってものがないの?」

「ムード?」

七宝はキョトンとしている。

冬羽は七宝にキスをすると、七宝を優しくベッドの上に寝かせた。

冬羽に抱きしめられ、七宝は幸せな気持ちになった-。