「俺、凛彩とたわいもない会話しながらいっつも凛彩のこと考えてた。今何してるかなぁ、今どこに居るにかなぁって気づいたらずっと考えてた。結局俺のこと一番分かってくれてるのは凛彩だなって…
俺、凛彩といるとすごく安心する。一番落ち着くんだよね。やっぱり俺は凛彩のことが好きなんだなぁって…もう遅いかもしれないけど…」

「…」

「聞いてる?」

「ん?」

「ん?じゃなくて」

「…」

「凛彩?」

久しぶりにいつもの優しい声で名前呼んでくれた。