「はいはい。で、結局元さやに納まったってことね?」

海咲が半分呆れ顔で言った。

「うん、海咲のおかげ、ありがとね」

「もぉ、そんな幸せ一杯ですって顔しないでよ~」

「今日は凛彩のおごりだからね~」

不安も一杯あったけど、私は幸せだった。




その日までは…

そんなすぐ先に絶望が訪れるなんて予想もしてなかった…