「凛彩!」

大きな声がして、振り向いたら結翔が立ってた。

「どうして勝手に出てきたの?」

って不安そうな顔で言った。

「何となく、一緒に居たらいけないと思って」

「何で?」

「俺はまた凛彩と一緒に居たいと思ってる」

「どうして?」

「どうしてって好きに理由なんている?」

結翔の考えてる事が分からなかった。

だって、私は浮気女だと思われて振られたんだよ?

もう分かんなかった。

「俺、あれから一杯考えたんだ。凛彩が俺にしてくれた事、俺に一杯好きって言ってくれた事…」

「俺、ほんとにバカだった。」

「一番信用してなかったのは、俺だったんだって気づいたけど遅かった。」

「俺、ずっと後悔してた…」

「諦めようって何回も思った。」

「諦めてるって思ってた。だけど、久しぶりに凛彩が来てくれて久しぶりに凛彩見たら、やっぱ俺好きだわって思ったんだ。」

「だから、もう一度俺の傍に居てほしいんだ。」

「ダメかな?」

「私全然いい彼女じゃないよ」

「いい彼女じゃなくてもいいよ」

「何それ?」

「だって凛彩がいいんだもん」

「ほんとに私でいいの?」

「凛彩がいいんだよ。凛彩じゃなきゃダメなんだよ。」