そんな時に、海咲から連絡があって、久しぶりにご飯に行った。

隣町の美容院に就職した海咲はキラキラ輝いて見えた。

「どしたの?不安で一杯って顔してるよ、結翔くんとうまくいってないの?」

やっぱり顔見ただけで分かるんだね…

でも付き合う前から分かってた不安だから仕方ないんだよね。

あんまり心配させちゃいけないから、結翔が私の家に来た時のことを話したんだ。

結翔って意外と甘えてきて、可愛かったんだよって。

そしたら、海咲が

「結翔くんは凛彩に上手く甘えてるけど、凛彩は誰に甘えるの?」

と訊いてきた。

「ん…」

答えられなかった…

年上だからしっかりしなくちゃいけないって思ってるのかもしれないな…

色々、話を聞いてくれただけでも、少し気は楽になった、ありがとう海咲。