電車に乗ってたらLINEが来たみたいで、繋いでた手を離して返信してた。

ちらっと見たらメンバ-の友達の女の子からだった。

すぐに返信するんだ~

隣に私が居るのに、どうせなら私の知らない所でしてほしかった。

私への返信は遅い時もあるのにとか考えたら悲しくなった。

何回かやり取りしてたみたいで、終わったら手を繋ごうとされたけど、繋がなかった。

乗り換えの電車は混んでて座れなくて窓側に立ってた。

2人共無言…

窓越しに結翔を見たら私に背中向けてた。

友達だって分かってるのに、また私が嫉妬して、せっかく一緒に居れてるのにごめんね。

ホ-ムに着いて私から手を繋ごうとしたら今度は私が振り払われた。

「もういいよ」

私が先に階段下りて駅の中に入った。

「ごめんね」

って言ってきたけど、手振り払われたのがショックだったから何も言えなかった。

そしたら結翔が先へ先へ行っちゃって、私歩くの遅いから追いつけなくて

怒らせちゃったなと思ったけど、もう結翔の姿は見えなかった。