夕方、お父さんとお母さんが水族館まで来てくれて、空港まで送って下さるみたいで、本当に何度も何度も申し訳ないと思った。
優しい所は、この親にしてこの子ありだな…
しかも、晩御飯一緒に食べるって言うからさらに驚いた。
お母さんに何が好きか聞かれたけど
「なんでも好きです」
って言ったら
「凛彩は○○が好きなんだよね」
って私の一番好きな中華のチェ-ン店の名前を言った。
「まぁリ-ズナブルなのね」
ってお母さんに笑われた。
そのチェ-ン店は九州にはなかったけど、よく似たお店にお父さんが連れて行ってくれた。
一番好きなメニュ-を注文したけど、九州だからか味も全く違って緊張してるせいもあるからか食べられなくて
「お腹一杯」
って言ったら
「無理しなくていいよ」
って結翔が言って残りを食べてくれた。
お母さんも
「無理しなくていいよ。置いといたらいいよ」
お父さんも
「無理しなくていいよ。置いときなさい」
って同じことを3人とも言ったから思わず笑ってしまって少し緊張がほぐれた。
1つ一つの会話がすごく丁寧で何か家族感満載だった。
