「良く聞けよ!? あのな?

……俺の中では……俺の金も、お前の金も関係ねぇんだよ。」



へ?



「篤史、意味がわからな……。」



「っだぁ〜ッッ!!

俺の中では、いずれ一緒になるモノなのッッ!!

だからそこまで気にして無かったんだよっ!!」



え?


えぇ!?



それって……


「……篤史……それって……。」


今度はあたしの顔が



真っ赤だ。



「そうだよッッ!!

夫婦に、どっちの金だからもなにも……関係ねぇだろ!?」




そんな篤史の


思いもよらない言葉を聞いて



あたしは、ペタンとその場に座り込んだ。







「……紗也……。」


篤史が、あたしと同じ様に座り込み


あたしの両手を取った。



「……まだ、今すぐにじゃ無いけど……、近い将来……俺の奥さんになってくれますか―――?」



////―――ッッ。