「なんでそんな顔……してんのよ……。」 篤史の顔は…… 何故か、真っ赤。 「……うっせ。」 そうボソッと言って 頭をポリポリ掻く篤史。 ……意味わかんない。 なんで照れてるの!? あたしがキョトンとしてると 急にガシッと両肩を掴まれた。 「ひゃっ!」 な、なに!? 「紗也!!」 相変わらず真っ赤な顔 と 真剣な目をした篤史。 「は、はい!?」 あたしはとっさに、勢い良く返事をした。