「千代ちゃん」
陽くんが私の名を呼ぶ。
陽くんを見上げた時、目の縁から熱いものが零れ落ちて、私は泣いているのだと初めて気が付いた。
「大丈夫。風船が飛んでいったら俺が捕まえるし、俺は千代ちゃんの前からいなくなったりしない」
陽くんが私の名を呼ぶ。
陽くんを見上げた時、目の縁から熱いものが零れ落ちて、私は泣いているのだと初めて気が付いた。
「大丈夫。風船が飛んでいったら俺が捕まえるし、俺は千代ちゃんの前からいなくなったりしない」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…