届く距離にいると思っていなかった彼が目の前にいる現実に、手を伸ばして彼の胴に軽く手を回してきゅっと抱きしめた。 夢じゃない。大和は確かにここにいる。 「いいよ、それでも。あやちゃんは僕を覚えててくれたでしょ?」 よかった、と微笑む彼が抱きついた私を抱きしめ返す。 ねえ、大和。 今度、どこの花火を見に行くか決めようか。