目を覚ますと白い天井……


まさか連れ戻されたの!?とばっと身体を起こしたけど、身体中に激痛が走った


澪「っう……」


蓮「よぉ」


澪「だ、誰……!!」


蓮「二宮蓮だ。お前は?」


澪「み、澪……一ノ瀬、澪……」


蓮「じゃあ澪な。お前なんであんな所で倒れてたんだよ」


もしかして助けてくれたのかな……


事情を…いや、話したら追い出されちゃうかもしれない……


迷惑、これ以上かけれないし……


澪「あ、あなたに関係ありません、よね…」


違う、ありがとうございますって言わなきゃ


なんで言えないの…


蓮「そのケガと、痩せようでなんもねぇわけないだろうが。話せよ」


澪「で、でもこれ以上迷惑、かけれない…」


そう言うとため息をつかれた


呆れられた……?もしかしてこの人も私のこと……


蓮「あのなぁ……


澪「な、殴らないでください!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!」


蓮「ちょ、落ち着k


澪「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!」


ぎゅっ…


ひたすら謝る私を蓮という人は抱きしめた


澪「え………」


蓮「俺は理由もなく殴ったりしねーよ。
落ち着け」


澪「……ぐすっ、うっ……」


泣き出す私の頭を撫でながら抱きしめてくれる蓮という人は、どうやらあの人とは違うみたいだった