キミ色に染めて




すると納得したように、たどたどしくだが名前を口にした。



その名前は僕がずっと追い越せなかった名前。



どんなやつなんだろうとは思ってたが、こんな形で知ることになるとは思ってなかった。




……そして、深く関わることになる事も。







✻ ✻ ✻




なんだか少し懐かしい気がした。



まだ2ヶ月も経ってないのに。





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        渋谷 茉白
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《須王くん、おはよう》6:45

《今日熱が出てしまったから学校お休みすることになって…》6:45

《ダンス教えてもらう予定だったのにできなくなってごめんなさい》6:46



           6:50《全然、了解した》

             6:50《お大事にね》


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無理をさせてしまったのかな。




「須王ー!おはようさん!茉白は?まだ来てないの?」



「熱が出ちゃったみたい。ダンス一緒にやろうってやっぱり無理させちゃったかな。」



言い出したのは僕だし、アルビノの事まだよくわかってないのに無責任だったよな。



あの時は、せっかくの体育祭だから一緒にやりたいと思って言ったんだけど……軽率だったな。





「あんた、何言ってんの?」




「…は?」




「茉白は馬鹿じゃないんだから、本当に身体に悪かったらやらないでしょ。
それくらい一緒にいればわかるわよ。
あの子は自分の意志でやりたいと思ったから、今頑張ってるんじゃない。」