キミ色に染めて



見ないと言うので渋々その状態のまま授業を受ける。


そんな状態が今日一日続いた。



約束通り、須王くんはわたしのノートの方を見る様子も無く最後の授業が終わった。



「あの、須王くん、今日ありがとう。」



「ん。掃除終わったらダンス練習しよ。」



「(あ、それもあった。)うん、お願いします!」



やっぱりわたし須王くんに頼り過ぎな気がする。



自分のだめさ加減がここ数日でよくわかる。



「まっしろちゃーーん!俺も混ぜて混ぜて!」



両手をが広げてこちらに向かって走ってくる前津くんはなんだか、…勢いがすごい。




「いでででで、そんな強く掴まなくても!」



勢い良く走ってくる前津くんの頭?顔?を掴んで止めてくれている須王くん。



顔ごと掴まれてて、可哀想。



「おい!そろそろ話せよ!前見えねえんだよ!」



(痛いじゃないんだ…)



「…勢い良く走ってくるお前が悪い。」



「だーって退屈な授業を耐えたから茉白ちゃんに癒やしてもらおうと思って!」



「…あほか。」