キミ色に染めて



「ちょっと、邪魔になるから。ほら行くよ。」



「ぅああ!」



またまた手首を掴まれあっという間に白虎堂を出て教室に向かって歩き出す。



「ね、ねえ!前津くん置いてきちゃってるけど…。」



「あいつなら大丈夫でしょ。」



えええ……



そんな感じでいいのか…



「あ!茉白!」



「みかちゃん!」



どうやら朱雀も終わっていたらしい。



「終わり一緒で良かったわ。それにしてもあんたら目立つね。てか前津は?」



みかちゃんの言うとおり、行きも帰りも須王くんに手を掴まれて連れられていることによってものすごい視線を浴びているのだ。



なんてことだ。



「…置いてきた。」



「ちょっと!置いてくなんてひどくない!?」



いつの間にか追いついていたのか、前津くん少し息が切れてる。



「…うるさい。」



須王くんって対応が塩だなあ、、。



「まあまあ、許しておやりよ前津。」



「いや!こいつは俺への対応がひどすぎだ!」



「そんなこと言ってると、ダンス教えないけど。」



「いやっちょ、それは、困る!俺去年のやつ蓮之介にも教わってやっとできたぐらいなんだって。許す、許すから教えてくださいませ!」



ふふっ、どうやら前津くんは須王くんには敵わないらしい。