キミ色に染めて



「っく、俺だってこんなお兄ちゃん嫌だ!」



「…言ってろ。」



「っ、あはははっ」



「「(笑った…)」」



変な会話してるのが可笑しいのはもちろんだけど、何より温度差…。



前津くんは喜怒哀楽がかなり外に出るタイプで全力で話してるのに、須王くんは無気力なのか表情に出さずにさらっとあしらってるのが、、



可笑しすぎる!



「っくくく、あははは!」



笑いすぎて涙出てきちゃったよ、



「ちょ、茉白ちゃん、そんな笑わないで…」



「笑いすぎ。」



「っごめんごめん、結構つぼだった。」



ってあれ、



そんなことやってる間に結団式が終わっていたらしい。



周りはぞろぞろと教室に帰るために、出口に向かって動き出してて



わたし達がいる所は出口に近いところで、帰る人たちの邪魔にかなりなっている。



それに終わってることに気づくのがかなり遅かったせいで、押され気味である。



あ、



「っと。危なっかしい。」



まってまってまって。やばい、キャパオーバー。



わたしは今、押され気味の状況にバランスを崩して倒れそうになったのを須王くんに支えてもらった?いや、抱きしめられてるみたいになってる。



目の前は須王くんの胸元。



「あ、ありがとう、」



恥ずかしすぎてやんわりと押し返して距離をとる。



それにしても助けられすぎだ。