キミ色に染めて




毎年の白虎は白をベースとした衣装だ。



その衣装は結団式で団長、女子責任者、通称女責、が着て発表になる。



今年は、…かなりぶりぶりの衣装だ。



白のサテンのワンショルダーで肩と胸元にフリルが付いてるトップスに、トップスと同じ生地の膝上15センチくらいの丈のスカートは二重でクリーム色のオーガンジーが上に重なっている。


お腹にはゴールドのサテンで作られたベルト。
背中側に大きなリボンがくるようになっている。


それにしても、肩から胸元にかけて、腕も脚も露出が多すぎやしませんか。



いや、去年もどの軍もこんなもんだったけど!



これを着るのは恥ずかしすぎる。



「ねえ〜、あれ茉白ちゃん着たら絶対似合うよ!」



「いやいやいや、似合わないよ。というか本当に真っ白になっちゃう。」



「えー!茉白ちゃん超絶美少女だから似合わないわけないって!異国のプリンセス!」



異国…。



少し苦笑いが溢れた。



「おい、祐輝。無神経。あと、変態。」



「え?あ!ごめん!ってそこまで言わなくても!」



「うるさいよ変態。」



「え、ちょっと泣いちゃうよ?泣くよ?」



「泣いてしまえ。」



「ちょっ、お兄ちゃん!?ひどいよ!」



「僕はこんな変態な弟をもった覚えはない。」