身長が低いのかなんなのか、いや、低くはないと思う。うん。だってあと4センチで160センチになるし!
うん、でも視界は人の背中やら肩やらがいっぱいであまり先がよく見えない。
それに遠く離れてしまうと、どこに2人がいるのかわからなくなってしまう。
とりあえず進まなくちゃ。
そう思って、隙間に手を伸ばした。
「!?…っんぬわあっ!?!?」
手首を掴まれたかと思ったら、そのままぐいっと勢い良く引っ張られた。
「よかった。居た。」
「す、須王くん。ありがとう。」
「うん、祐輝、いた。」
須王くんの前には前津くんが居て、ホッとしたような顔をしていた。
「よし、じゃあ行くか!」
「はぐれないように掴まえられててね。」
先程掴まれた手首を見えるように持ち上げて、にこっとした須王くん。
「う、ん。ありがとう。」
そして再び歩きだして気づいたことがある。
須王くんってすごく背が高い。
周りより頭一つ出てて、あ、だからさっきずっと前にいるのがわかったのか。
たぶん185センチくらいあるんじゃないかなあ。
なんて全然関係ないこと考えている間に白虎堂に着いていた。

