翔弥が後ろから言ってきた




「あぁ大丈夫」










「あすぽんが授業中にボーッとしてるの珍しいね」




授業が終わってから拓海がそう言ってきた




「確かに、数学の時間とかいつも寝てんのに」




「寝てるは余計だろ」




「なに、あみのことでも考えてんの?」




「っちげぇよ」




「まぁそっとしといてやれ」





ナイス翔弥




すると




「あ、あの、あすまくん」




「んぁ?なに?」




後ろから見知らぬ女子生徒が俺を呼んだ




「ちょっと...いいですか?」








「あすぽん告白だな」



「だな」














「あ、あすぽん戻ってきた」





「お返事は?」





「断りました」





「やっぱね」





「ってか俺あの人知らねぇし」





「まぁ知らなかったらムリだよねそりゃ」