「ごめん」

















慌てて退こうとすると、


















「このままで良い、黙って聞いてろ」

















そう言われて仕方なくそのままにするけど、
私も女子だよ、それに貴方イケメンだよ!?

















おっと、キャラ変わりそうになった、
取り敢えずこの状況から脱出しなければ!

















そう思って
周りに目を向けていると、

















「あやちゃん頑張って」

















と旬。
薄情者め、と視線を送っていた。

















「それでは説明しますね」

















こいつも絶対気づいてるくせに。

















「えっと、姫というのは闘龍から守られる存在で、みんなのパワー減です。どんな危機や災いが起ころうとも姫の為に団結するのです」


















黙々と話すけれど、
それって無理に決まってるじゃん。


















私は災いを招くかもしれないけれど
幸せを招くことはない。


















それに私自身がみんなを傷つけてしまう。