「じゃあこの中から紙を1枚引いて、出た番号の席にいけー」
めんどくさがり屋な担任、斉藤先生。
自分で決めたりするのめんどくさいから、くじなんだってさ。まぁいいけども。
「29番...」
窓側から2列目、前から5番目。
割と特等席...??
「お、隣?よろしくな、ねぼすけちゃん」
私の隣の席はクラスでグループリーダーのような中心的に居る人
そう、宮山覚だったのである。
「よ、よろしくね?」
実はこの宮山君というのは、男女構わず人気なのは大前提、女子にファンクラブがあるんだとかないんだとか。
ライブも何もしないのに作ってどうするんだろうね。謎。
何を隠そう宮山くんは成績優秀、ファンクラブがあるほどの眉目秀麗、そしてバスケをしている時の質実剛健な姿がいつもとのギャップでかっこよさを倍増させているのだ。
そんな人が隣となれば他の女子が黙っている訳もなく。
「なんであの子なの?」
「ずるでもしたんじゃね?」
「せこくない?普通にありえないわー。」
私の陰口を言っているのが丸わかりの一軍女子。
別になりたくてなった訳じゃないですよーだ。
いやまぁ、嬉しいけどね?
「ねぇ、変わってくれるよね?」
そんな一軍女子の中で番を張っている姫宮優香(ひめみやゆうか)がそう問いかけてきた。
まぁそうなるよね、と思っていたのに
「え〜?俺鳥山さんと話したことないしこのままがいいー。な、鳥山さん?」
「え、う、うん!」
あ。勢いのまま頷いてしまったが、姫宮さんの形相がすごい。
明日から...いや今日から、私の学校生活は保証されないかもしれません。
めんどくさがり屋な担任、斉藤先生。
自分で決めたりするのめんどくさいから、くじなんだってさ。まぁいいけども。
「29番...」
窓側から2列目、前から5番目。
割と特等席...??
「お、隣?よろしくな、ねぼすけちゃん」
私の隣の席はクラスでグループリーダーのような中心的に居る人
そう、宮山覚だったのである。
「よ、よろしくね?」
実はこの宮山君というのは、男女構わず人気なのは大前提、女子にファンクラブがあるんだとかないんだとか。
ライブも何もしないのに作ってどうするんだろうね。謎。
何を隠そう宮山くんは成績優秀、ファンクラブがあるほどの眉目秀麗、そしてバスケをしている時の質実剛健な姿がいつもとのギャップでかっこよさを倍増させているのだ。
そんな人が隣となれば他の女子が黙っている訳もなく。
「なんであの子なの?」
「ずるでもしたんじゃね?」
「せこくない?普通にありえないわー。」
私の陰口を言っているのが丸わかりの一軍女子。
別になりたくてなった訳じゃないですよーだ。
いやまぁ、嬉しいけどね?
「ねぇ、変わってくれるよね?」
そんな一軍女子の中で番を張っている姫宮優香(ひめみやゆうか)がそう問いかけてきた。
まぁそうなるよね、と思っていたのに
「え〜?俺鳥山さんと話したことないしこのままがいいー。な、鳥山さん?」
「え、う、うん!」
あ。勢いのまま頷いてしまったが、姫宮さんの形相がすごい。
明日から...いや今日から、私の学校生活は保証されないかもしれません。
