『……露出教』

ボソッといったのに…


私は気付いたら壁とソイツに挟まれていた。


目の前にはソイツの顔があった。

顔の横にはソイツの手があって逃げられない


『ちょっ!何するの!?放してよ!!』


やっぱり変態だ……!!
この際上半身裸って事は無視!!
多分私は真っ赤だろう


そんな私を見てニッコリ不敵に微笑む変態――

「露出教じゃないって言ってるでしょ。」


それからゆっくりと私の髪の毛を細い指ですくいあげると――



「チュッ」



その髪にKissをした――




『……ッ////』


彼氏にもこんな事やられた事ないのに。。。



その光景を見て満足げに微笑むとソイツは言った。


「杏奈の髪の毛柔らかい♪」


不適にもその無邪気に笑う顔が
可愛いと思ったことは秘密…


『なななな何すんのの?』


「杏奈は俺の事を知ってる」


知らないし!つか無視すんなよ!!


『アンタみたいな露出教+変態なんか知らない!!』


「そんなはずないでしょ。だって俺……


クロだもん」


クロ……?猫のクロ?
そういえば何処にもいない。いつもはまだ寝てる時間…


今何時!?