「ここ⋯⋯は?」
「目を覚ましましたか」
「あ⋯⋯れ?私の、右⋯⋯足⋯⋯⋯⋯は?」
「美草さん、これは不幸中の幸いです。
バスケットボードが頭に当たっていれば
即死でした。美草さんは運良く、足だったのです
自分の足でバスケはもう続けることは不可能です
ですが、運がこれも良いんです。
膝下しか無くなりませんでした、しかも
生き残れたこと自体奇跡なんです。
美草さんのとっさの判断で窓側に避けたことで
右足の下半分はボードで
切断されてしまいましたがこれも運命なんです」
生き残れたのが奇跡?
そんなの奇跡じゃないよ。
私が大好きだったあの走るのが得意だった足
いつかは河野を案内するためにパルクールを
練習した足
体育祭で菊池さんに引っ掛けられた足
「私の、私の足を返してよ。」
私が小声で呟いたことは誰にも聞これることなく
空いていた南側の窓に吸い込まれていった。
「目を覚ましましたか」
「あ⋯⋯れ?私の、右⋯⋯足⋯⋯⋯⋯は?」
「美草さん、これは不幸中の幸いです。
バスケットボードが頭に当たっていれば
即死でした。美草さんは運良く、足だったのです
自分の足でバスケはもう続けることは不可能です
ですが、運がこれも良いんです。
膝下しか無くなりませんでした、しかも
生き残れたこと自体奇跡なんです。
美草さんのとっさの判断で窓側に避けたことで
右足の下半分はボードで
切断されてしまいましたがこれも運命なんです」
生き残れたのが奇跡?
そんなの奇跡じゃないよ。
私が大好きだったあの走るのが得意だった足
いつかは河野を案内するためにパルクールを
練習した足
体育祭で菊池さんに引っ掛けられた足
「私の、私の足を返してよ。」
私が小声で呟いたことは誰にも聞これることなく
空いていた南側の窓に吸い込まれていった。

