「お前、その椅子どうしたの?」
「ん?3組の私に足引っ掛けたえーっと
菊池ってやつが油性で死ねって書いてて
さっきの放送はまじで高山ナイスって思った」
「俺のと変える?」
「ううん、いいよ。河野はその椅子使いな」
「うん、
次はクラス対抗だから気持ち切り替えろよ」
「はいさー」
河野、
私さ河野のことが好きみたいだわ

「高山、さっきはありがと」
「いいぜ、アイツ小学校の頃からウザかったから正直スッキリしたし、
てかさ、美草さ
ーーー河野の事好きだろ」
「え?そ、そそそんなわけ〜あります」
「お前をこれ以上傷つけないためにいうぜ?
あいつさ⋯⋯許嫁ってのがいるんだわ」
「え?」
「ちょっ、落ち着けってでもな
河野もお前のことが好きだ。間違いなく」
「でも、とりあえずリレーが終わったら話があるって言ってたからリレーまで1人にさせて」