君とずっと

う、嘘!
私、今足引っ掛けられた?!
酷くない?
でも、ナメんな
私は前に転びそうになったから
強めにワンドリブルついて
前宙!あとは1位のやつを抜かせば1位!
よし!バトンパスまで10メートル位だろうか
しっかり抜かして河野にパスができる!
「死ねよ」
「うるさいね、3組!性格悪けりゃ意味ねーんだ」
よっしゃ!
「河野!」
「おう!」
疲れたな〜
「お前さ、なんのつもり?
私がせっかく勇気出して足引っ掛けたのにさ
わざわざ見せつけるようにバク宙してさ」
「残念でした〜あれは前宙でーす
まず、足引っ掛けてでも1位になりたいのは
ホント終わってる、バスケやってる人とは
思えないし、あんたバスケ部入んの?」
「お前が入るなら入らねー」
「んじゃあ私入るわ絶対入ってくるなよ?
言葉には常に責任が乗っかってる訳よ」
『おーっとアンカーに入った!1位は〜ピンク!
2組です、半周差でゴールしようとしています!
2組の他の組も頑張ってください!
おーっと2組ゴールイン!おめでとうございます
3組、2位でゴールインです』
「せいぜい変わんないのよ前宙も無駄だし!」
『ですが、1番手の人の不正が見つかったので
最下位です、次の種目は不正をしないように
しましょう、よって3位着の5組が2位、4位着の
6組が3位です、また、2組の1番手の人は
その場に立ってください』
「え、あ⋯⋯はい」
『足を引っ掛けられてからの前宙、本当に
かっこよかったです、全校の皆さん!拍手〜!」
パチパチパチパチパチパチ