君とずっと

体育の時間
「今日から体育祭に向けての練習が始まります
最初はクラス対抗リレーと仲良しリレーで
わかれて練習をします。では、分かれ」
「じゃあ、クラス対抗リレーの子達は走順は決まってるって飯野先生言ってたから、
まずは前後の子とちょっと絆を深めるために
もう1度自己紹介してから始めよっか」
「はいさー」
⋯⋯はぁ
やっぱり元気でんなー
記憶が戻った?からと言って
特になんも変わったことは無い
むしろ悲しみが増えただけ
記憶なんて⋯⋯戻らなきゃよかったのに
「おい、自己紹介だってよ」
「ああ、河野か」
「お前、今日暗くね?」
「ちょっと⋯⋯ね」
「自己紹介はもう覚えたからそれについて教えて」
「話すと長くなるよ?」
「いいよ、」
「あのね、私最近まで記憶喪失だったの
でね、最近⋯⋯てか昨日記憶が戻ったの
で、弟だと思ってた海は私の記憶が戻った時に
悲しみが膨らまないように中学1年まで私の家にいるって約束だったらしくまず私の方が年下で
で、今日から私が一人暮らしってわけ
笑っちゃうよね⋯⋯アハハ」
「泣きたい時は泣けばいいだろ?」
「でも、泣いてたら前に進めないじゃん
悲しい時こそ笑う、お父さんからもらった言葉
いい言葉でしょ?思い出せてよかったな〜
でさ、聞いて
海の元の苗字がさ…
熊池なの⋯⋯」
「熊池ってうちのクラスにもいたような」
「なんですか?」
((ゲッ))
「あ、あの!美草さんに話があって⋯⋯」
「熊⋯⋯池さん?
だよね?いいよ!一緒にお話しよ?」