溺愛求婚〜エリート外科医の庇護欲を煽ってしまいました〜


意を決しての一大告白に、耳まで真っ赤になっていく。ああ、もう、恥ずかしい。恥ずかしすぎる。面と向かってこんなことを言ったのは初めての経験だ。

「も、もう一度言ってくれ」

ポカンとしながら、まるで狐にでもつままれたような表情でうわ言のようにつぶやく修さん。

「す、好きです……修さんのことが。何度も言わせないでください」

「もう一度」

「も、もう言いませんっ」

「俺は聞きたい」

そう言いながらもう一度抱きしめられる。強く優しく、その腕はまるで私を逃さないといっているようだった。

「す、好きです……」

その胸に顔を埋めながら今世紀最大の勇気を振り絞っている今なら、恥ずかしいことも素直に言える。というよりも、なかばヤケクソだ。恥ずかしくてたまらない。

「あーくそっ、ダメだ」

「な、なにが、ですか……?」

「かわいすぎて今すぐ押し倒したい」

「なっ」

「だけどここは柚の実家だからな。今夜は我慢するよ」

どこか切羽詰まったような色気のあるかすれた声に、胸の奥がキュンと疼いた。

「柚」

耳元でそう囁かれ顔を上げたが最後、修さんの顔が近づいてきて唇を塞がれた。

「んっ」

何度も降ってくる執拗なキスに、心も身体もとろとろに溶かされていく。そのままの格好で固まっていることしかできなかった私だけど、何度目かのキスを終えたところで修さんの首に手を回した。

そして、ギュッと抱きつく。愛しさがあふれてきて、止まらない。

「そんなに煽るな。我慢できなくなるだろ?」

男の顔をした妖艶な雰囲気を持つ力強い瞳に背筋がゾクゾクする。