ピンポーン
私の日常はこのインターホンから始まる。
「そーうー、早く支度しなさい!!ひなちゃんまってるよ!!」
蒼のお母さんの声とともにバタバタと聞こえる音。
そして、5分もたたないうちにドアがバンッと音を立てて勢いよく開いた。
「ご、ごめん!!!ひな!!」
「蒼、おそいーー」
「ちょっとゲームやり始めてたらつい…」
「ついって!いつもこの時間に呼びに来てるじゃん!」
「いやぁー、今日はひな少し遅れてくるかなって…」
「ひどーーい」
「ごめんてー、後でアイスおごってやるからさ」
「しゃーなし。許そうではないか」
そんなくだらない会話をしながら学校まで向かう。
私にとってはくだらないなんてことはなくて、幸せな時間だ。
私たちがいつものようにくだらないことで言い争いをしていると
「おっはよーお二人さん!今日も朝から夫婦喧嘩ですかぁー?」
「「夫婦じゃねーし!!」」
「相変わらず息ぴったりね(笑)」と茶化してくる二人がいた。
「なんだよ、そーゆう里緒奈と諒太たちのほうが夫婦だろ。」
「俺たちは夫婦の前に恋人だもんねー」
「うん!」
「うわ、これだからバカップルは…」
「やれやれ。」
この二人は私たちと仲のいい里緒奈と諒太だ。まあ、会話から察するように”ば”がつくほどのカップルである。
そんな彼らはいつも私と蒼を夫婦だの言っていじってくる。
私としてはありがた迷惑なんだけどね。
二人と合流して四人で登校する。
学校と私と里緒奈が一組で、蒼と諒太が二組ということもあって、教室前で別れる。何かと高一、高二とクラスが一緒だった私たちは高三で初めてクラスが別れたのだ。
クラスに入るなりすかさず里緒奈が
「ねぇー、ひーなー、聞いてよ諒太がさ……」と、まぁ、恒例ののろけ話が始まった。
私の日常はこのインターホンから始まる。
「そーうー、早く支度しなさい!!ひなちゃんまってるよ!!」
蒼のお母さんの声とともにバタバタと聞こえる音。
そして、5分もたたないうちにドアがバンッと音を立てて勢いよく開いた。
「ご、ごめん!!!ひな!!」
「蒼、おそいーー」
「ちょっとゲームやり始めてたらつい…」
「ついって!いつもこの時間に呼びに来てるじゃん!」
「いやぁー、今日はひな少し遅れてくるかなって…」
「ひどーーい」
「ごめんてー、後でアイスおごってやるからさ」
「しゃーなし。許そうではないか」
そんなくだらない会話をしながら学校まで向かう。
私にとってはくだらないなんてことはなくて、幸せな時間だ。
私たちがいつものようにくだらないことで言い争いをしていると
「おっはよーお二人さん!今日も朝から夫婦喧嘩ですかぁー?」
「「夫婦じゃねーし!!」」
「相変わらず息ぴったりね(笑)」と茶化してくる二人がいた。
「なんだよ、そーゆう里緒奈と諒太たちのほうが夫婦だろ。」
「俺たちは夫婦の前に恋人だもんねー」
「うん!」
「うわ、これだからバカップルは…」
「やれやれ。」
この二人は私たちと仲のいい里緒奈と諒太だ。まあ、会話から察するように”ば”がつくほどのカップルである。
そんな彼らはいつも私と蒼を夫婦だの言っていじってくる。
私としてはありがた迷惑なんだけどね。
二人と合流して四人で登校する。
学校と私と里緒奈が一組で、蒼と諒太が二組ということもあって、教室前で別れる。何かと高一、高二とクラスが一緒だった私たちは高三で初めてクラスが別れたのだ。
クラスに入るなりすかさず里緒奈が
「ねぇー、ひーなー、聞いてよ諒太がさ……」と、まぁ、恒例ののろけ話が始まった。
