「ねえ沙弓聴いた!?ShineとKaiserの新曲!!私、絶対Shineの曲が一番だって思ってたけどやっぱりKaiserよね、こっちの曲もすごく良かった!!」
休日のとある喫茶店でかなり興奮した様子で発売されたばかりのShineとKaiserのCDを持って熱く語っている遥に沙弓は、うんうんっ!と頷いた。
「そうだよね、私も楽しみにしてたんだけどKaiserはやっぱり安定して良い曲で……今回の新曲はなんか巣立っていく人達を見送っているって言うかエールを贈っているような元気付けられる曲で、Shineの曲は愛しさともどかしさを併せ持った……何て言うのかな?初恋に近い感情を感じさせられて、好きな人に会いたくなっちゃうようなそんな曲だよね」
遥かに負けず劣らず語ってしまった後にハッとして我に返ると、遥は何度か瞬きをしていた。
「……驚いた。
沙弓ってこういうのに全然興味なかったはずなのに、ここまで熱く語れるようになったのね」
言いながら徐々に口角を上げてニヤリとした表情をする遥に沙弓は眉を下げて苦笑しながら肩を竦めた。
「まんまと遥にファンにされたのかもしれないわね」
「してやったりって感じたわ。
それなら、これに沙弓を誘っても問題なさそうね」
そう言いながら鞄から封筒を取り出した遥はにっこり微笑みながらそれを沙弓に差し出してきた。
休日のとある喫茶店でかなり興奮した様子で発売されたばかりのShineとKaiserのCDを持って熱く語っている遥に沙弓は、うんうんっ!と頷いた。
「そうだよね、私も楽しみにしてたんだけどKaiserはやっぱり安定して良い曲で……今回の新曲はなんか巣立っていく人達を見送っているって言うかエールを贈っているような元気付けられる曲で、Shineの曲は愛しさともどかしさを併せ持った……何て言うのかな?初恋に近い感情を感じさせられて、好きな人に会いたくなっちゃうようなそんな曲だよね」
遥かに負けず劣らず語ってしまった後にハッとして我に返ると、遥は何度か瞬きをしていた。
「……驚いた。
沙弓ってこういうのに全然興味なかったはずなのに、ここまで熱く語れるようになったのね」
言いながら徐々に口角を上げてニヤリとした表情をする遥に沙弓は眉を下げて苦笑しながら肩を竦めた。
「まんまと遥にファンにされたのかもしれないわね」
「してやったりって感じたわ。
それなら、これに沙弓を誘っても問題なさそうね」
そう言いながら鞄から封筒を取り出した遥はにっこり微笑みながらそれを沙弓に差し出してきた。



