「それで?やっぱりあの歌詞のままじゃないとダメってユウナが言ってきたらメロディはどうする?」
「うーん……出来ればメロディは変えたくないんだけど、どうしてもって言うなら……」
「あ、あの……っ!」
まだ続きそうな二人の話に沙弓が遠慮がちに声を上げるとハルトと朝陽が同時にこちらを向いた。
言いにくさを感じつつも沙弓は手を握ると恐る恐る口を開いた。
「新曲の話……部外者の私が聞いててもいいんでしょうか……?なんならすぐに退室しますけど……」
そう言うと二人は目を丸くして、ほぼ同時に首を傾げた。
「なんで?沙弓は部外者じゃなくて関係者だって言ったじゃん」
「いや、でも関係者とは言えな……」
「十分言えるよ。
ハルトがここまでやる気になって、やっと頂点を本気で目指す切っ掛けになったんだから……嶋川さんはちゃんとこの革命の関係者だ」
以前のハルトと同じような事を言う朝陽に沙弓は真未と話した“ハルトと朝陽の性格がそっくりだ”ということを思い出して思わず苦笑した。
本来ならば関わることのなかった人達の勝負に関わってしまったことを未だに不思議に思いながら弁当に入っていた人参を口に運んでいるとユウナと堀原が帰ってきた。
「うーん……出来ればメロディは変えたくないんだけど、どうしてもって言うなら……」
「あ、あの……っ!」
まだ続きそうな二人の話に沙弓が遠慮がちに声を上げるとハルトと朝陽が同時にこちらを向いた。
言いにくさを感じつつも沙弓は手を握ると恐る恐る口を開いた。
「新曲の話……部外者の私が聞いててもいいんでしょうか……?なんならすぐに退室しますけど……」
そう言うと二人は目を丸くして、ほぼ同時に首を傾げた。
「なんで?沙弓は部外者じゃなくて関係者だって言ったじゃん」
「いや、でも関係者とは言えな……」
「十分言えるよ。
ハルトがここまでやる気になって、やっと頂点を本気で目指す切っ掛けになったんだから……嶋川さんはちゃんとこの革命の関係者だ」
以前のハルトと同じような事を言う朝陽に沙弓は真未と話した“ハルトと朝陽の性格がそっくりだ”ということを思い出して思わず苦笑した。
本来ならば関わることのなかった人達の勝負に関わってしまったことを未だに不思議に思いながら弁当に入っていた人参を口に運んでいるとユウナと堀原が帰ってきた。



