『さあっ!そろそろ準備はいいかなーっ!?』
ハルトと同じくレインコートを身につけたユウナが聞くと全員が、いいよー!!と応えた。
南尾がレインコートを譲ってくれようとしたのを遠慮していたらどこからか温かいお湯が大量にかけられた。
ビックリして固まっているとユウナが、濡れないように気を付けてねーっ!!と無茶なことを言いながらマシンガンの形をしたウォーターガンを構えている。
『さあ、ライブも終盤。
みんな、盛り上がっていくぞーっ!!』
滅多にないハルトの呼び掛けに会場中がワッと歓声を上げた。
歌いながら水ではなく程よい温度のお湯を掛けてくる辺りまだいいのか、それでも走り回る二人から浴びせられるお湯のせいでステージから程近い席、沙弓達がいる場所は諸にお湯がかかりびしょ濡れになっていた。
気を付けろってこういうことかと理解してもすでに遅く、その曲が終わる頃には沙弓は髪からポタポタと滴を落としていた。
「嶋川さん、大丈夫?」
レインコートのお陰で殆ど濡れていない南尾に大丈夫だと頷いていると、誰かが隣に来た気がした。
誰だろうと振り返ってみると、そこにいた意外な人物に沙弓は目を丸くした。
ハルトと同じくレインコートを身につけたユウナが聞くと全員が、いいよー!!と応えた。
南尾がレインコートを譲ってくれようとしたのを遠慮していたらどこからか温かいお湯が大量にかけられた。
ビックリして固まっているとユウナが、濡れないように気を付けてねーっ!!と無茶なことを言いながらマシンガンの形をしたウォーターガンを構えている。
『さあ、ライブも終盤。
みんな、盛り上がっていくぞーっ!!』
滅多にないハルトの呼び掛けに会場中がワッと歓声を上げた。
歌いながら水ではなく程よい温度のお湯を掛けてくる辺りまだいいのか、それでも走り回る二人から浴びせられるお湯のせいでステージから程近い席、沙弓達がいる場所は諸にお湯がかかりびしょ濡れになっていた。
気を付けろってこういうことかと理解してもすでに遅く、その曲が終わる頃には沙弓は髪からポタポタと滴を落としていた。
「嶋川さん、大丈夫?」
レインコートのお陰で殆ど濡れていない南尾に大丈夫だと頷いていると、誰かが隣に来た気がした。
誰だろうと振り返ってみると、そこにいた意外な人物に沙弓は目を丸くした。



