休憩が終わり再び大量の書類を片付けていくが今日は定時で終わりそうにはなく、【多幸】に行って叔父の様子を見るのは閉店時間ギリギリになりそうだったので諦めた。
途中で遥が買ってきてくれたパンを食べながら残業し、ようやく仕事が終わるといつの間にか少なくなっていた室内の人達に挨拶をして足早に会社を出た。
「んー……疲れたぁ」
デスクワークは嫌いではないけれど肩が凝る。
左手を右肩に置いてコキコキと首を左右に倒していると後ろからライトがチカチカと何度か光ったのに気付いた。
振り返ってみると車の運転席から手を振っている人物がいて、その車が沙弓の隣で止まると助手席の窓を開けて運転手が身を乗り出して話しかけてきた。
「こんばんは、君の職場ってこの辺だったんだ?」
「こんばんは……えっと、陽人さん?」
「あ、やっと俺のこと覚えてくれてたんだ?」
「さすがにインパクトが強かったですから……」
昨夜の陽人の言動は沙弓の記憶に強く残った為、珍しく最短で顔と名前を覚えられた。
そんな陽人は今日も昨日と同じボサボサな頭で前髪で顔を隠している。
これで事故らず運転できるのかと思ってしまうが、平然としている様子から本人にとっては問題ないらしかった。
途中で遥が買ってきてくれたパンを食べながら残業し、ようやく仕事が終わるといつの間にか少なくなっていた室内の人達に挨拶をして足早に会社を出た。
「んー……疲れたぁ」
デスクワークは嫌いではないけれど肩が凝る。
左手を右肩に置いてコキコキと首を左右に倒していると後ろからライトがチカチカと何度か光ったのに気付いた。
振り返ってみると車の運転席から手を振っている人物がいて、その車が沙弓の隣で止まると助手席の窓を開けて運転手が身を乗り出して話しかけてきた。
「こんばんは、君の職場ってこの辺だったんだ?」
「こんばんは……えっと、陽人さん?」
「あ、やっと俺のこと覚えてくれてたんだ?」
「さすがにインパクトが強かったですから……」
昨夜の陽人の言動は沙弓の記憶に強く残った為、珍しく最短で顔と名前を覚えられた。
そんな陽人は今日も昨日と同じボサボサな頭で前髪で顔を隠している。
これで事故らず運転できるのかと思ってしまうが、平然としている様子から本人にとっては問題ないらしかった。



