「ファンではないんですけど、遥が私をファンにして一緒にライブに行きたいらしくて……」
「成る程、仲間にされそうになってるんだね。
あ、この処理済みの一番上の書類、これ頼んだやつだ」
お目当ての書類を見つけたらしい南尾に沙弓は貼られた付箋を確認してから南尾に手渡した。
「確かに営業部の南尾さんに頼まれた書類ですね。
お待たせしました、どうぞ」
「ありがとう。
そうだ、これ今度の新作の試供品なんだけど、良かったら飲んで感想聞かせてほしいんだ」
そう言って小さめの瓶を何本か沙弓のデスクに置いていった南尾は爽やかな笑顔で書類を片手に去っていった。
南尾がいなくなってから沙弓は遥へと視線を戻すと首を傾げた。
「南尾さんが言ってた“噂通り”って何だろう?遥知ってる?」
「他人に興味がなくて人の顔と名前を覚えないって噂……って言うか真実よ」
そう言って苦笑した遥は、それでこの写真がね。と写真集に意識を戻したので沙弓も写真集に視線を落とす。
ワイヤレスイヤホンからは初めて聞いたわりには覚えやすいメロディーが流れていた。
「成る程、仲間にされそうになってるんだね。
あ、この処理済みの一番上の書類、これ頼んだやつだ」
お目当ての書類を見つけたらしい南尾に沙弓は貼られた付箋を確認してから南尾に手渡した。
「確かに営業部の南尾さんに頼まれた書類ですね。
お待たせしました、どうぞ」
「ありがとう。
そうだ、これ今度の新作の試供品なんだけど、良かったら飲んで感想聞かせてほしいんだ」
そう言って小さめの瓶を何本か沙弓のデスクに置いていった南尾は爽やかな笑顔で書類を片手に去っていった。
南尾がいなくなってから沙弓は遥へと視線を戻すと首を傾げた。
「南尾さんが言ってた“噂通り”って何だろう?遥知ってる?」
「他人に興味がなくて人の顔と名前を覚えないって噂……って言うか真実よ」
そう言って苦笑した遥は、それでこの写真がね。と写真集に意識を戻したので沙弓も写真集に視線を落とす。
ワイヤレスイヤホンからは初めて聞いたわりには覚えやすいメロディーが流れていた。



