「そう言えば、前にShineの曲とKaiserの曲でそれぞれ好きな曲があれば教えてほしいって言ってたじゃない?」
「ああ……沙弓に俺達の歌は気持ちがこもってないって言われたときか」
「そこまでは言ってないでしょ」
じとっとした目つきで睨むと陽人は目を細めて笑った。
「それで?好きな曲は絞れたの?」
その穏やかな笑顔のまま沙弓の髪に手を伸ばし、一房手に取るとそっと口付けられて沙弓は戸惑いながらもゆっくり口を開いた。
「えっと……Shineの曲はあのCM曲。
カップリングも好きだけど、やっぱりあの曲の方が好きかな……。
Kaiserの曲はモデルの陽菜さんが出てたあの曲、あれが一番好き」
どちらも好きだが、どっちが一番好きかと聞かれたら恐らくKaiserの曲の方が好きだと即答してしまうだろう。
勇人が陽菜に向かって歌うあのシーン、あれが一番印象深くて見てるだけでドキドキして、その曲を聞くだけでキュンとしてしまうような……それだけ心に響く曲だったのだ。
そう簡潔にだが陽人にきちんと伝わるように話すと、陽人はどこか納得したような顔をした後に苦笑いした。
「ああ……沙弓に俺達の歌は気持ちがこもってないって言われたときか」
「そこまでは言ってないでしょ」
じとっとした目つきで睨むと陽人は目を細めて笑った。
「それで?好きな曲は絞れたの?」
その穏やかな笑顔のまま沙弓の髪に手を伸ばし、一房手に取るとそっと口付けられて沙弓は戸惑いながらもゆっくり口を開いた。
「えっと……Shineの曲はあのCM曲。
カップリングも好きだけど、やっぱりあの曲の方が好きかな……。
Kaiserの曲はモデルの陽菜さんが出てたあの曲、あれが一番好き」
どちらも好きだが、どっちが一番好きかと聞かれたら恐らくKaiserの曲の方が好きだと即答してしまうだろう。
勇人が陽菜に向かって歌うあのシーン、あれが一番印象深くて見てるだけでドキドキして、その曲を聞くだけでキュンとしてしまうような……それだけ心に響く曲だったのだ。
そう簡潔にだが陽人にきちんと伝わるように話すと、陽人はどこか納得したような顔をした後に苦笑いした。



