「今までの曲ももちろん想いを込めて作り上げていたんですけど、今回はそれ以上に俺自身の感情が強くて……そのせいでいつもとは違う曲になったのかもしれないですね」
「ハルト君自身の感情ですか……。
実は、世間ではこの曲を作った時のハルト君は恋をしていたのでは?と噂になってたりしてるんですよ。
ご存知でしたか?」
「へえ?そんな噂が出てるなんて初耳ですね」
アイドルスマイルを崩すことなく言うと、記者はさらに話を聞こうと身を乗り出してきた。
その瞬間にこの記者が今回のインタビューで本当に聞きたいことを察したハルトは、身を乗り出された分だけ然り気無く身を引いた。
「ユウナちゃんは婚約されていて、結婚ももうすぐだと言われてますよね」
「そうなんです。
早く結婚したいんですよー」
「わかります、やっぱり結婚してるのとしてないのとでは全然違いますものね!
そして、そんな色めいた話が今まで一切出たことのないハルト君はどうなのでしょうか?」
「どうとは?」
「恋愛ですよー!!今日こそは聞かせてもらいますからね!?」
そう意気込む記者にハルトはチラッと時計を見た。
ライブの開始まで時間はまだあるが、スタッフとの最終確認などいろいろやらなければいけないことがあるので、このインタビューも後十分程で終わる予定だった。
「ハルト君自身の感情ですか……。
実は、世間ではこの曲を作った時のハルト君は恋をしていたのでは?と噂になってたりしてるんですよ。
ご存知でしたか?」
「へえ?そんな噂が出てるなんて初耳ですね」
アイドルスマイルを崩すことなく言うと、記者はさらに話を聞こうと身を乗り出してきた。
その瞬間にこの記者が今回のインタビューで本当に聞きたいことを察したハルトは、身を乗り出された分だけ然り気無く身を引いた。
「ユウナちゃんは婚約されていて、結婚ももうすぐだと言われてますよね」
「そうなんです。
早く結婚したいんですよー」
「わかります、やっぱり結婚してるのとしてないのとでは全然違いますものね!
そして、そんな色めいた話が今まで一切出たことのないハルト君はどうなのでしょうか?」
「どうとは?」
「恋愛ですよー!!今日こそは聞かせてもらいますからね!?」
そう意気込む記者にハルトはチラッと時計を見た。
ライブの開始まで時間はまだあるが、スタッフとの最終確認などいろいろやらなければいけないことがあるので、このインタビューも後十分程で終わる予定だった。



