「今度のライブ、どうしても沙弓に見に来てほしくてさ……良かったら受け取ってくれる?」
「まさかこれって……」
封筒を受け取り陽人に促されるまま中を見てみると、そこには即完売となったライブチケットが一枚入っていた。
「普段の俺だけじゃなくて、アイドルとしての俺をどうしても見に来てほしかったんだ」
チケットから目を離して恥ずかしそうに微笑む陽人を見上げると、沙弓は徐に口を開いた。
「これってコネ……」
「違うから。
今回ライブでCM曲歌うからお世話になった沙弓の会社の人達も呼ぶための関係者席だから。
いくら親や親戚相手でもコネチケ席は用意してないよ。
そんなことしたら必死にチケット取ってくれてるファンに悪いでしょ」
そう苦笑する陽人に沙弓は頷くと、チケットが入った封筒をしっかり胸に抱いた。
「まさかこれって……」
封筒を受け取り陽人に促されるまま中を見てみると、そこには即完売となったライブチケットが一枚入っていた。
「普段の俺だけじゃなくて、アイドルとしての俺をどうしても見に来てほしかったんだ」
チケットから目を離して恥ずかしそうに微笑む陽人を見上げると、沙弓は徐に口を開いた。
「これってコネ……」
「違うから。
今回ライブでCM曲歌うからお世話になった沙弓の会社の人達も呼ぶための関係者席だから。
いくら親や親戚相手でもコネチケ席は用意してないよ。
そんなことしたら必死にチケット取ってくれてるファンに悪いでしょ」
そう苦笑する陽人に沙弓は頷くと、チケットが入った封筒をしっかり胸に抱いた。



