「おはよう、柚葉。」


そんなほんわかした朝イチの笑顔がまぶしい。


「おはよう。」


和馬も続いて挨拶をした。


「また、喧嘩してたの?」


ちょこんと首を傾げた。


「喧嘩じゃないよ。直人が馬鹿なこと言ってるって話してたのー」


「ああ?なんだおめぇ、俺のこと馬鹿だと思ってたのか!?」


そう言って小突かれる。


「事実じゃない。しかも、わたしはおめぇじゃなくて柚葉って名前があるんですー」


そう言ってべーっと舌を出すと、みずほの手をとった。


「え?」


驚いているみずほに満面の笑みを見せる。