『おはようーー、透にぃ、理亜にぃ』
「おはよぅ愛、今日やっと卒業式だね?もぅ、高校生かぁー早いね」
「おはよう!愛!卒業おめでとう!今日は皆んなでご飯食べに行くから早く帰ってきてよ!」
『わかったぁー。皆、ありがとう。グズッ』
「今泣いたら後で泣けないよ?早く用意しような?皆綺麗な姿みたいから。大好きだよ」
「亜希兄…皆…大好きっ」
でも今日はお兄ちゃん達は卒業式には観に来ない…
仕事が仕事なだけに休みは滅多に取れない。
来て欲しかっなぁ…
「よし!今から朝ごはん食べよう!お腹減ったなぁー!透にぃのご飯が冷める!」
「皆席つけ。ご飯食べるぞ、頂きます!」
『「頂きます!」』

「やっぱり透のご飯は美味い!」
『美味しいぃー!』
「うん!うまい!透、また腕あげたね」
『うんうん!』





用意できて、今から最後の学校に行く。
『皆!行ってきます!』
「行ってらっしゃーい」
「愛、学校おくる。俺、今から仕事だから」
『…ありがとう。透にぃ』