midday crow

「最初は、ダダダダッて感じ。そのあとぱあってなって、ダァンってなる」

本当、感覚的もいいところだ。

紅羽は唇の端を小さく歪めていた。

わからなかったからじゃない。

太陽のイメージを理解して、ふさわしいだろう音が頭の中で踊り始めたからだ。

鍵盤の上で指を滑らせる。

まず大地を駆ける。

唐突に踏み切って、一瞬宙に浮く。

瞬間のような無限のような空白のあと、両足で地を捉えて着地。

そんなイメージで、そんな演奏をしてみた。