おまえのことを信頼してくれてたあの人たちをほっぽって、旅になんて出やがって。

どこでなにしてる。

とっとと帰ってこい。

枕に顔をうずめる。

優しくされたら仲良くなりたくもなる。

歓迎会とか、普通に嬉しい。

それをこらえて線を引いてる。

手紙の内容を思い出していると、いつの間にか紅羽はまどろみに落ちていた。