幼馴染との正しい距離感

立ち止まり、すっとんきょうな声をあげる。


急にこーくんが
がっしりと私のお腹まわりを掴んだから。



「な、なな……何するの?!」



思わず、クレープを落としかけた。


まだ半分も食べてないのに。


危ないところだった。



……いや、そうじゃなくて…っ !



「こ、こーくんっ
やめて!本当にぷにぷにだから!!」



落とさないよう
しっかりクレープを持ちながら

いまだに私のお腹まわりを
確かめるように触ってるこーくんに訴える。



「んー…
やっぱり、言うほどお腹でてないよ」



ひぃっと真っ赤な顔で慌てる私に
こーくんは平然と言う。