「つむぎ、可愛い」

「っ」

「好きだよ」

「……こ、こーくん……」

「一番、つむぎが好き」

「……こーくん、恥ずかしいからやめて」

「そういう顔もすっごく可愛い」



ひたすら甘い顔で、声で
甘い言葉を向けてくるこーくんに
私は耐えかねて目を塞ぐ。



「……俺を見てくれないの?」

「だ、だって
こーくん、恥ずかしい事ばっかり言うからっ」

「言わなければいいの?」

「…うん」

「じゃあ、言わない」

「ほ…「その代わり」」



本当?と
ぱっと目を開けた瞬間



「!」



ちゅっと軽く唇を塞がれる。



「っ、こーくん!」

「言わなければいいんでしょ?」

「~~っ!こっちのこーくん、いじわる…」

「嫌いになった?」



どこか不安そうな


けど


試すような目に



むくれながらも即答。



「……すき」



そんな私に、こーくんは目を丸くした後



とっても嬉しそうに笑って



また私にキスをした。